【浮彫】親玉・両界曼荼羅(胎蔵界曼荼羅・金剛界曼荼羅・弘法大師-空海)/柘植・彫刻パーツ(ボサなし)

SKU: BO2711001
¥990

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※こちらの商品は、注文を受けてからお作りする為、出荷までに数日お時間いただく場合がございますのでご了承下さい。

※こちらの商品は数珠を作製する際に使用する親玉(穴がT字に開いています)です。

※ボサは付いておりません。

※写真は複数写ってますが、こちらの商品は1個売りになります。

※弘法大師・梵字・御尊名がぐるりと一周しています。


※親玉・・・約15mm 

※穴の大きさ約1.5mm 約1.5mm前後の紐などが通せます。


※穴は、横穴でございます。

※天然木使用の為、木目や色が異なります。ご了承下さい。

※天然木の為、部位によっては節や木目が濃かったり、
黒い点やシミの様な箇所もございますが、汚れではございません、
木の本来の風合いですので了承ください。

※こちらでお選びした商品をお届け致します。ご了承ください。


●弘法大師 空海

空海(くうかい)は、平安時代初期の僧です。
曼荼羅(まんだら)は弘法大師空海が唐に渡って、
密教を学び、日本に伝えたと言われています。

弘法大師(こうぼうだいし)の諡号で知られる真言宗の開祖である。
俗名は佐伯 眞魚(さえき の まお(まな))。
日本天台宗の開祖最澄(伝教大師)と共に、日本仏教の大勢が、
今日称される奈良仏教から平安仏教へと、転換していく流れの劈頭に位置し、
中国より真言密教をもたらした。
能書家としても知られ、嵯峨天皇・橘逸勢と共に三筆のひとりに数えられます。
弘法大師は暗記力が優れる功徳を持つ事から、
受験・資格・面接・就職などに、効果があると言われています。


●曼荼羅(まんだら)は、サンスクリット語のmandalaの音写したもので、
本来の意味は”本質、中心、精髄などを持つもの”を表し、仏教では、
仏の悟りとその世界を意味する。特に密教においては、聖域、仏の悟りの境地、
世界観などを仏像・シンボル・文字・神々などを用い視覚的・象徴的に表したものです。

日本密教の教えの中心ともなる大日如来を中央に配して、
更に数々の「仏」を一定の秩序にしたがって配置したものであり、
「胎蔵曼荼羅」(胎蔵界曼荼羅)「金剛界曼荼羅」の2つの曼荼羅を合わせて
「両界曼荼羅」または「両部曼荼羅」と称します。


●胎蔵界曼荼羅(たいぞうかいまんだら)

胎蔵界曼荼羅は仏の慈悲を表しております。
大日如来を中心にして、それを十二院が取り囲んでいる様子は、
仏の世界の広がりとすべての仏は大日如来に通ずると言う密教の教えを
体現しているかのように見えます。

胎蔵界曼荼羅は「大日経(密教の経典)」の教えを絵画によって表し、
大日如来の真実(理)を示しています。
正しくは「大悲胎蔵生曼荼羅(だいひたいぞうしょうまんだら)」で、
胎児がお母さんのお腹で育つ様に、人間が本来もっている
仏性の種子が、仏の慈悲によって目覚め・育ち・花開き、
最後には悟りという形で実を結ぶまでが描かれ、
仏となる性質が大日如来の慈悲で開花することを表しています。
絵としての特徴は、中央に八葉の蓮華がある事です。

曼荼羅は全部で12の「院」(区画)に分かれています。
**十二院**
中台八葉院・遍智院・持明院・蓮華部院・金剛部院・釈迦院
虚空蔵院・文殊院・蘇悉地院・地蔵院・除蓋障院・外金剛部院

中央の台実の上に「大日如来」が座り、それを取り囲むように、
東方:宝幢(ほうとう)如来・・・「発心」(悟りを開こうとする心を起こすこと)を表す。
南方:開敷華王(かいふけおう)如来・・・「修行」(悟りへ向かって努力を積むこと)を表す。
西方:無量寿如来(阿弥陀如来)・・・「菩提」(悟りの実感を得ること)を表す。
北方:天鼓雷音(てんくらいおん)如来・・・「涅槃」(悟りが完成すること)を表す。
この五如来は「胎蔵界の五如来」と呼ばれ密教では重んじられています。

胎蔵界曼荼羅解図



●金剛界曼荼羅(こんごうかいまんだら)

空海がもたらした金剛界曼荼羅は、「金剛頂経」を根拠としており、
智慧の表れと言われ、金剛とはもっとも堅固なものと言う意味があります。
九つのブロックにきっちり分けられ、それらが整然と並んでる様は、
まさに揺るぎない仏の智慧で煩悩を打ち破ることを示していると言われています。
この曼荼羅は、九つに区切られていることから
「九会曼荼羅(くえまんだら)」の別名があります。
絵としての特徴は、円=月輪(がちりん)の組み合わせ構成されていることです。
九つの区画=九つの会のうち六つが同じパターンで、上段の三つは異なります。
上段の中央は大日如来だけで目立ちますが、中心は中段中央の部分です。

それぞれの会を一会から順番に九会に進む見方を向下門といって
仏から衆生への教えの道筋(衆生教化)を表していると考えられ、
また九会から順番に一会へと進むことによって衆生が仏へといたる
修行のあり方を示していると言われています。

一会:羯磨会(成身会(じょうしんえ))・・・成身会は「大曼荼羅」
二会:三昧耶会(さんまやえ)
三会:微細会(みさいえ)
四会:供養会(くようえ)
五会:四印会(しいんえ)
六会:一印会(いちいんえ)
七会:理趣会(りしゅえ)
八会:降三世会(こうざんぜえ)
九会:降三世三昧耶会(こうざんぜさんまやえ)

金剛界曼荼羅解図


※説明には、諸説ございますご了承ください。

**菱紋**
両端に描かれている菱文様は菱文様は紀元前より見られ、
正倉院の宝物をはじめ、染織物や木工品などにも見られます。
文様である菱紋は、ヒシの実またはヒシの葉を図案化したものと言われています。
ヒシ(菱)は、菱形で両端に逆向きの2本の鋭いトゲがある
硬い実をつける事から、悪を退散させ、魔を除けるとされています。

材質:柘植

産地:東南アジア

万葉集の時代から、堅く変わらない絆を象徴する縁起物とされており
「もめごとを解きほぐす」という意味合いがこめらえていると伝えられています。
黄褐色の優しい色合いをしており、
ほかの木よりもゆっくりと成長する為、
緻密で割れにくく、耐久性に優れる木だとされています。
それらのことから堅忍 禁欲 冷静などの意味を持つと言われています。

※天然木材の加工品ですので、木によってはもともと小さなキズなどがある場合がありますのでご了承下さい。

※撮影の際、本来の色合いを再現する努力はしておりますが、自然木材の為、木目により色等は若干異なる場合がございますので、ご了承下さい。

※彫刻加工は全て日本で行なっております。